one - half

君が走る

真っ直ぐ　真っ直ぐ

ただ一途に

走り続ける


僕はそれを横で見ていた

ずっと　ずっと

輝くために走る君を


だから勝手に決めたんだ

どこまで走り続けるのか

走り続けた先に君の望む輝きがあるのか

見届けようと

輝ける場所へ

この夢が輝ける場所へ


まだ、行ける

あの場所へ行きたい


みなが笑い

みなが泣き

喜びも悲しみもある

あの場所へ


舞台という名の

夢の世界へ

君は持ってる？

僕はまだ持ってない

誰もが持てるはずの宝石


それはこの世界に溢れるどんな石よりも

色も　輝きも

一番美しい宝石

知っているかい？

持てない人なんていない

お金なんていらないから

権力なんていらないから


探そうとすることが大事なんだ

見つけようと思うことが大事なんだ

ね、そうでしょう？


君も　僕も

この瞳にいつか

日の光が差し

生命たちが目覚める

それぞれが今日という名の夢に

希望をミる


心地のいい風が吹き

花々たちが揺れ

心は安らぎを覚えるだろう


夢を

そして希望を

" 今日 " に込めて

僕らは夢の中では生きられない

そう教えられてきた


いつでも冷たい現実を見て

その中で生きていくのだと

生ぬるい夢の中では

生きていけないのだと


でもあなたは違った

僕らに希望を教えてくれた

ただ一言

そう、あなたは言った


" 夢の中で生きて "