one - half

月　あなたと出会った

火　あなたに恋した

水　あなたに告白された

木　あなたを呼んだ

金　あなたは呼んだ

土　あなたを愛した

日　あなたはいなくなった


幸せすぎて

私は忘れていた


もう一度はないとわかっていても

涙は止まらない

でも拭ってくれる指はもういなくて

また悲しくなった


願わずにはいられない

せめてもう一日だけ …


 

素直になれなくて

大好きなのに

君に言えない


臆病な私は

大好き、と言ったら

壊れてしまう気がして

ごまかすつもりで

大嫌い、と笑いながら言うしかない


誰か私の気持ちを

君に届けて

あなたのことを想うと

私は空気の入り過ぎた風船みたいに

誰かが触っただけで

ぱーっんてはじけてしまう


大好き、

だけど伝えられない


きっと君は

私のことを知らない

伝えたいことができた時



あなたは隣にいなかった

君に伝えたい

だけど多分

いつもと同じ

また伝えられないだろう


ただ一言でいい

君に言えたら


おめでとう、って

君が僕から離れていく


ああ　どうして

何故

手を離したんだろう


いつでもつながっていた

あの時は

もう想い出の中