one - half

誰かに見られている

見つめられている


何故だろう

息をすることができない

その視線に囚われたみたいだ


誰かの視線は

僕を殺す

君は何色？



僕が染めてあげる



あの鮮やかな



マルチ・カラーに







 

あんなに怖がっていた

" さよなら " を、今


私があなたに

投げている


どうして

なんで

どうして


こうなってしまったんだろう







 

貴女は一輪

凛と咲き誇っていた


抱えた闇が

悲しいわけではないのに

美しい雫を流す


貴女の想いを

僕は救うことはできないけれど


儚い白い花は

強く凛と生きていた






 

僕の中に

知らない気持ち


どきどき　したり

ずきずき　したり

うきうき　したり

ぎゅーっ　てしたり


知らない気持ちは

どんどん膨らんでいって

僕をいっぱいにする


君はいったい・・・？

君を見つけた

誰でもない

君を


僕は君が好きだから

桜のように儚く　切ない

ひらひらと舞う

恋心


だから

キスをしよう