石に宿った力
君はもう覚えてないかもしれない
とても とても昔
まだ僕らが幼かったころの話―――――
毎日のように遊んでいた
未来を夢見ながら
今に夢中になりながら
振り返ることなんて知らずに
僕と君は綺麗な石を見つけては
ポケットの中いっぱいに詰めて
" ぼくのいしのほうがきれいだよ "
" そんなことないもん、ぼくのほうがきれいだよ "
言い合って喧嘩していた
僕が街を離れる日
君は泣きそうな顔で差しだした
それは君が一番気に入っていた石
もう何年も前の思い出
その石が今、目の前に転がっている
どこにしまってあったのだろうか
忘れていた大切な思い出
この石を持って君に会いに行こうかな
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二宮 樹謳
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