one - half

知らないでしょう

僕が君のこと、どれほど想ってるか

知りたい、でもわからない

君が僕のこと、どれほど想ってるか


想いなんて目に見えなくて

手にも掴めない　感覚もない

そんな不確かなもの


だけど人にはそれぞれ想いがあって

それが絆となる


知らなくていいのかもしれない

わからなくていいのかもしれない

見えなくていいのかもしれない

掴めなくていいのかもしれない


君と僕が一緒にいる以上の

絆はないのだから

約束なんかしてない

何も交わしてない

だけど　僕らの間に存在する約束


言葉を交わすわけでもなく

ただ目と目が合うだけ

ただ　それだけ


待っててくれる君

待っている僕


約束はしてないから

待っている必要なんてどこにもないのに

先に帰ることもあれば

先に帰っていることもある


縛られることのない僕ら


僕らの間には約束はない

だけどそこには確かに約束は存在する

それがきっと絆っていうもの

ゆびきりが果たす約束

君と僕のゆびきり

ずっと


いつでも一緒だよ

そう約束した

これから何が起こったとしても

これから誰と出会っても

これから新しい約束をしても

この約束だけは絶対


そう信じ合える君を

僕は心から大切に思う

ずっと　今も　これからも

君は君という存在


ゆびきり

そんな可愛い約束だけど

僕と君

守っていきたい

揺るいでしまった心

迷ってしまった心

知っていたのに

一度狂ってしまった情は元に戻せないこと


知ってるでしょう？

僕と君の関係

知っていたでしょう？

僕と君の距離


狂ってしまった僕の心は

君を欲した

君を求めた


交わってはいけない色は

汚く濁り　色を保てなかった

一緒にいたくて

だから一緒にいる


離れたくなくて

離れないでいる


それではいけないのだろうか

空と雲はお互いを嫌っているのいうのか


そんなことはない

きっと空と雲は僕と君

ねぇ


青と白はいつも応えてはくれない

ばいばい

そう言って離れていく二つの影


明日会うって約束も

またねって言葉すらないのに

僕らはきっと明日また