one - half

聞こえる

僕を呼ぶ声が


届いているよ

君の声は


絆というパイプを通って

確かに届く君の声

僕の声も君に届け

届け　届け　届け


青い空の下で

僕らの声が響いている

その花は

一つの愛の形を表す


どうしていけないのか

どうして隠さなくてはならないのか

どうしてそう呼ばれるのか


誰も知らない

美しい花々は

危険な薫りへと導く


真っ赤な薔薇と

真っ白な百合と


さあさあ

みな愛し合おう

胸がきゅぅってなる

苦しくて　切なくて

でも幸せで


貴方がいなければ

こんなに悩まなくて済んだのに

出会わなければ

こんなに苦しまなくて済んだのに


でも


貴方がいないなんて考えられなくて

貴方と出会わないなんて考えられなくて


私の心はいっぱい


焦がれて　想って

恋をしている

音が聞こえる


静けさの中に聞こえる音


どこからだろうか


彷徨って　放浪して


行きつく先に待つものは


僕はもうカタチのない塊


誰にも

誰にも

君にも

僕にも


音がするほうへ


赤い血を辿って


僕は逝くしかない

あなたと別れて

私は別の顔を手に入れた


あなたのことが好きだった

他に何もいらないくらいに

でもあなたは私をいらなくなった


ねぇ

どうして

ねぇ

憎い


私は知らないうちにあなたのもとへと飛び出していた

片手にはナイフを握って

私はあなたの胸へと飛び込んだ

ナイフを向けたまま


あなたと別れて

私は別の愛し方を見つけた

ことこと　じっくり

優しくすれば

きっと答えてくれる


カレーも

恋も


貴方も