one - half

笑ってますか？

いつかの君


泣いてないですか？

いつかのあなた


僕は笑ってます

泣いてます

心　そのままに生きてます

夢を見ていたのかもしれない

大きくて眩しくて仕方のない夢


それはいつでもキラキラしていて

触れてしまったら壊れそうで

だけど手を伸ばしたその先には何もない


ぐしゃぐしゃで泣いて笑って

もう自分でもわからないこの胸の内


夢を見ていくのだろう

大きくて眩しくて

でも素敵で仕方のない夢を

辛いことも

楽しいことも

ずっと胸の中に


涙も

笑顔も

ずっと胸の中に


そう

あの丘の上へ

僕は行ってみようと思うんだ

耳を塞いでも

聞こえてくる音が

心を掠めていく


目に見える世界は

全てではなくて

だけど

目に見える世界は

とてつもなく大きくて


泣いても

笑っても

通り過ぎていく人々


だから


そう


僕は空を飛ぶ


心が自由になるために

縛り付けられた世界から脱出するために

愛の呼ぶ方へ


さあ

きみとぼくのあいだには


おおきなおおきなかわがながれている


どうしたって


どうやったって


わたれやしない


きみにぼくのこえはとどかない


きみはただただほほえんでいる


ぼくはひっしにさけぶのに


きみにはなにもきこえない


それが　きっと　


それで　きっと


いいんだよね


とどいてしまったら


だめなんだよね


そうでしょう？


きみはなにもいわずに


ただただほほえんでいる

ねぇ


世界はひとつしかないのに


あなたは何処にいるの？


見たこともないセカイに


あなたはいるの


世界はひとつしかないのに


あたしとあなたは


交わらない