one - half

僕の胸の中には

四葉のｸﾛｰﾊﾞｰが眠っている


幼い頃

必死で探した

願いが叶うという

小さな小さな葉っぱ


神様がくれた

きらきらするプレゼント


今もまだ

眠り続けているクローバーに

僕は何を願い

夢見るのだろう

君が知らない穴を

僕が知っている


僕が知らない穴を

君が知っている


僕がいて

君がいる


君がいて

僕がいる


ぱーふぇくと

あなたに会いたい

そう思って

そう願って

どれくらい過ぎたのだろう


どんな格好してるのかな

何してるのかな

元気だろうか

寂しくしてないかな


たくさんの思いが

届かずに私の前で落ちていく


心だけ飛ばしてみても

あなたは気づいているのかわからなくて

いつまでも求め続けている


あなたの隣

染まる僕らは

どこまでも行ける気がした


青春という名の時を

駆け抜けていく

共に

笑いながら　涙しながら


世間で言われているほど

鮮やかなものではない

決して華やかなものでもない


ただただ

同じ時を過ごす僕ら


それだけで

たくさんの感情が溢れてくる


溢れた感情は

目には見えないが

確かに僕らの周りに転がっていて

欠片となって

時に僕らを傷つける


オレンジが欠片を溶かすまで

一緒にいよう

どろりどろり


よくわからない液体が


どこからか流れてきて


地へと吸い込まれていく


辿てみようか


その液体の生まれた先へ


見てはいけないものが


待っているのはわかっている


それでも僕は逝くよ


さよなら

首がにょろり

きりんさん


体がにょろり

へびさん


鼻がにょろり

ぞうさん


しっぽがにょろり

ねこさん


にょろり

にょろり

にょろにょろり