one - half

一緒に過ごした時を忘れない

忘れることはないだろう


雨の日も 風の日も

夏の日も 冬の日も

思い出の数なんて

もうわからない


心と心が繋がっていれば

少しの別れなんて怖くない


また、会う日まで

あの日

君に出会って

僕は初めて

" 友達 " という存在を信じた


嬉しいときは

共に喜び

悲しい時は

共に泣いた


今　別れが目の前にある

だから　僕は君に

紫苑の花を贈ろう





 

ごめんね


君のこと大好きだったのに

本当だよ

僕の大切な相棒だったのに

嘘じゃないよ


ごめんね

ごめん


絶対に

迎えに行くから





 

君が僕に

僕が君に

向けたものは " 永遠 "


" さよなら " なんて

必要ない

その時が来るまで

いや、その時が来てもずっと


僕らは繋がっているから




 

赤く染まった町で

小さな小さな

絆が見えた


きっと

まだ何も知らない

だけど

全て知っても

きっと

離れない

ずっと

変わらない


夕日が僕らを

赤く染めた

夕日に向かって走り出す君

夕日に向かって叫ぶ君

夕日に向かって涙する君


" ばかだなぁ "

なんて呟くけど

君には届かない


でもね


必ず振り向いて

僕に笑顔をくれる


その笑顔に僕はいつも想う

" これからも　ずっと "